2023.02.03 | カテゴリー, 留学, 返済不要の奨学金
皆さん、こんにちは!
B H Iのユーダイです。
前回は、アメリカの大学スポーツの魅力についてお伝えさせて頂いたが、
今回は、返済不要の奨学金を獲得する方法についてお話ししようと思う。
アメリカの大学は、教育の質が高く学生へのサポートも優れているが、
とにかく卒業することが難しく、特に学費が高額と耳にする方は多いのではないか。
確かに、アメリカの大学は日本の大学と異なり、進学よりも卒業することが難しく、
学費も日本の大学の2・3倍する大学がほとんどだ。
しかし、アメリカの大学は日本の大学よりも返済不要の奨学金が充実しており、
やり方次第では、全額学費免除でアメリカの大学を卒業できている多くの日本人留学生がいる。
私もアメリカの大学在学時はいくつかの返済不要の奨学金をいただくことができた。
そこで、アメリカでの奨学金獲得方法についてご説明していこうと思う。
アメリカには『ファイナンシャルエイド』という学費負担を軽減するための金銭的支援プログラムがある。
基本的には、2種類の奨学金制度、Self Help (返す必要のあるもの) とGift Aid (返す必要のないもの) がある。
Gift Aid の中でも、Grant (補助金)とScholarship (奨学金)があり、
Grant は収入や資産が低い家庭に与えられるもので、
Scholarship は成績優秀者や能力の高い学生に与えられるものだ。
日本では、返済の義務を負う奨学金が数多くあるが、
アメリカの奨学金(スカラーシップ)はすべて返済不要である。
Grant は主にアメリカ市民やアメリカ永住者が対象となるが、
Scholarship は学力やリーダーシップの能力に対して与えられ、スポーツ奨学金もこのタイプである。
また、GA (Graduate Assistant) や RA (Resident Assistant) と言って、
大学内で働きながら給料をいただき、尚且つ奨学金をもらえるシステムもある。
原則としては、国籍問わず誰でも対象者となるため、皆さんにはぜひスカーラシップ獲得を目指していただきたい!
しかし、皆さんは思うでしょう。『どうせ難易度高いんでしょ』
確かに、学力も無く、アピールできる能力もなければ難しいでしょう。
しかし、日本人が思っているほど難しくないのがアメリカの大学奨学金であり、
ここでは戦略ポイントを説明していく。
まず初めに、アメリカには学費のせいで適切な教育環境を失ってはならないというのが、
アメリカの大学教育における基本的な考えであり、ほとんどの大学でスカラーシップ制度がある。
奨学金額は大学がその学生をどのくらい欲しているかを示しており、
ミニマムは1000ドルから全額学費免除まで様々だ。
では、奨学金を獲得するためには、どうしたら良いのか?
つまり、自分を高く評価してくれる大学を数多く受験することが大切だ。
では、そのためにはどうしたら良いのでしょうか。下記では自分を評価してくれる大学の探し方を説明する。
アメリカの大学は教育レベルが高いため、言うまでもなく英語力と学力が重要であり、
自分の学力を評価してくれる大学を探すべきだ。
アメリカの大学では在校生の高校時代のG P Aや入学に必要な英語力などの情報を公開している。
それらを手掛かりにその大学に自分が求められるのか分析できる。
では、学力が足りなければ、奨学金獲得を諦めるべき?
いや、そうではない。なぜならアメリカの大学が評価するのは学力だけではないからだ。
大学は色々な価値を持った魅力のある学生集団を作りたいと考えている。
そこで、学生は「自分にはどのような価値があるのか」考える必要がある。
中にはスポーツや芸術、音楽をアピール材料にする学生もいれば、リーダーシップに長けた学生もいる。
自分の価値を最大限に伝えることは、合格率を上げると共に奨学金の獲得率を上げるだろう。
自分の強みをどの大学が評価してくれるのかは実際に受験しないとわからないので、
なるべく多くの大学を受けることも重要だ。
しかし、ただ闇雲に受けるのではなく、自分に合ったプログラムがあり、
かつ自分の長所を評価してくれそうな大学をリストアップし、
その中から狙いを定めて選んでいくことをお勧めする。
つまり、自分が特別な存在になれる大学を選ぶのがポイントだ。
例えば、難関大学を避けて成績などで他の学生と差別化できる大学を選ぶことは、
奨学金獲得率を上げる1つの方法だろう。
そこで、『学力や他の能力での差別化は難しい』と思う学生も多いだろうが、懸念する必要はない。
自分が特別な存在になる方法は、学力や他の能力がある以外にもいくつかある。
例えば、アメリカの大学では、多様性が常に最重要なテーマであり、少数派の学生は優遇される傾向にある。
特に、田舎の大学では、留学生からの人気がないため、留学生用の奨学金を別途用意している大学が多い。
また、奨学金の獲得には、出願時期も重要である。
なぜなら、早期に入学申請する学生は、その大学に高い関心を持っており、
入学の意思が明確であるため大学側の見え方も良くなる傾向がある。
また、奨学金の予算は限られているので、学生の評価が同じでも、
申請時期により奨学金の支給額が異なる場合があるのだ。
このように、戦略を組んでできる限り多くの大学に申請できれば、
奨学金を支給してくれる大学は見つかるだろう。
皆さん、どうだろう?
学力や突出した能力がないからと言って奨学金獲得を諦めるのは早くないか?
戦略を組んで大学をリストアップしていけば、誰にでも奨学金獲得のチャンスがあると思う。
些細なことでも構いません、ご質問やご相談等あれば、こちらまでお気軽にお申し付けください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、大学スポーツリーグの種類とスポーツ奨学金の獲得戦略についてお話ししようと思う。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!アディオス!
B H I スタッフ ユーダイ