2016.11.11 | カテゴリー, 若者たちへ
前回の続きです。
ニュージーランド、タイと長い海外生活を終え、日本に戻った私は早速、正社員の仕事を探しました。
求人雑誌を読み漁り、職業安定所に通ったり、まだまだ不景気の日本、そんなすぐに仕事は見つかりません。
特に「これがやりたい!」という職業はなく、ぼんやりと留学経験が生かせる、英語を使った仕事がしたいと思っていたところ、海外進出を視野に入れている車のリサイクル会社が募集をしており、すぐに面接を受け、なんと翌日から働くこととなりました。
その会社は創業5年目の若い会社で私が8人目の社員でした。
営業職で入ったのですが、初めての見上げた社会の壁はとてつもなく冷たく、息が詰まりそうになったのを覚えています。
社長と社員合わせて8人だった会社にライバル社からのヘッドハンティングで入った営業課長が、私の直属の上司となりました。
右も左もわからない私に一から社会人としての生き方と営業の基礎を叩き込んでくれた、私の人生における恩師の一人です。
その後、見る見るうちに成績を上げていった私は、第一の支店、福岡支店の立ち上げを任され、主に営業マンの育成に貢献、見事ノルマ達成を果たし軌道に乗せたその後、アメリカ留学を決意し退職しました。
当時は、この会社で働いたことが今後の人生にこれほどまでに大きな影響を与えるとは思ってもいませんでした。
退職後、タイに1カ月ほど滞在し、音楽留学の為、アメリカへ旅立ちます。
将来が見えない若者達へ③に続く。